防災アドバイザーである佐藤先生の防災講演会を開催しました。六会地区初の防災講演会でしたが、40名を越す参加者があり盛況でした。
先生のお話は、消防官時代の豊富な経験に基づいた分かりやすく、役に立つ内容満載のものでした。
災害時の対応はまず自助、ついで共助をと言います。それを自助は「自衛」、共助は「互助」と考え防災活動を根付かせるべきとの話に納得しました。「釜石の奇跡」という言葉を聞かれたことがあると思いますが、当の釜石東中の生徒は奇跡ではなく「努力」と言います。脈々と先輩たちから受継いできた防災活動が「自衛」として役立ったのです。
行政の情報として避難情報準備・避難勧告・避難指示とありますが、勧告で動くべき、指示では避難行動自体ができない状況になる可能性大だからです。避難に早すぎは有りません。
ご高齢の方々は手足纏になることを恐れ、避難することをためらわれることがあり、それが一緒に避難することを勧める消防団員やご近所の方を災害に巻き込んでしまうことが多々有ったと聞きました。
震度6と震度7では天地の開きがあり、壊滅的な被害に発展します。家具は飛ぶ・扉が開かない・建物が壊れる・地滑りや山津波が起きる等々。
講演終了後も、先生を囲んで熱心な質問が続きました。
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・講演会会場
・佐藤先生