11月1日~3日の3日間にわたり静大祭に参加させていただきした。今年は「"こども・防災"ボランティアEXPO2024」にて学防ブースの出展をしました。活動紹介の他に、防災クイズと防災クロスロードを行い、普段あまり考える機会のない災害が起きた状況についてみなさんに考えていただきました。ここではクロスロードで出た意見を1部紹介していきます。「我が家には5日分の保存食と水の準備がある。しかし、避難所では友達の家族が保存食と水を持っていない。あなたは、その食糧を友達の家族に分け与える?」という質問です。
どちらを選ぶかかなり迷う究極な質問かと思います。YES:配るという意見として、「避難所に3日くらいで物資が届くと予想されるから」「今日生きることを考える」「良心」などの意見が出ました。一方NO:配らないの意見としては「家族のための食糧だから」「5日分は少ないと思うから」という意見が出ました。助け合いという面から考えて配るという考えももまずは自分達の命を守ることが最優先という考えもどちらも重要であり、大切にしなければならない考え方です。これはどちらが正解かというものはありません。個人それぞれがもつ価値観のちがいに気づき、そしてその違いをどう乗り越えていくか考えることに意味があります。こういった問題を私たちは日々考えておくことでいざ災害が起こった時、その状況に合わせた判断ができるのだと思います。今回ご紹介したのはクロスロード1問でしたが、この他にも防災を考える様々なワークやゲームがあります。これからも活動の一環としてそれらを通して防災を広められたらと思っています。