2025年9月6日(土)、7日(日)の2日間、新潟県新潟市で開催されたぼうさいこくたい2025に静岡県がブース展示を出展しました!
ぼうさいこくたい(正式名称:防災推進国民大会)
とは、「内閣府等が主催し、産学官民の関係者が日頃から行っている防災活動を発表し、交流する日本最大級の防災イベント」です(「ぼうさいこくたい2025 in新潟 大会パンフレット」p3)。
静岡県のブース展示では、静岡県の防災・減災の取り組みを知ってもらい、来場者にVRゴーグルで災害を疑似体験してもらうブースを出展しました!
VRゴーグルは、静岡県地震防災センターが提供しており、地震編・津波編・風水害編の3種類の災害を疑似体験できます。各災害の疑似体験と静岡県の取り組みを各編5分程度で体験・視聴することができます。地震編・津波VRゴーグルを体験された方からはこのような感想がありました!
VRゴーグルを体験した女性:
「映像は実際の映像ではないけれど、過去の地震の時のことが思い出されました」
VRゴーグルを体験した男性:
「災害の疑似体験ができました」
ブースのお手伝いをさせていただく中で、県職員の方が他の市町や国の関係者との情報交換や、来場者に静岡県の取り組みを説明する様子から、普段の取り組みを様々な方に発信し連携構築することは防災において重要な取り組みの一つだと感じました。
静岡県危機管理部危機政策課の職員の方に今回の出展への想いを伺いました。
「色々な方に静岡県の取り組みを知ってもらうことで、他の自治体の防災力も上げていきたいですし、行政全体で防災力を上げていきたいと考えています。様々な団体・主体とつながりをつくり、私たち静岡県としても他の出展から学びながら防災力を向上させたいと考えています」
ぼうさいこくたいは全国の防災に取り組む企業・行政・研究機関・団体が一堂に対面で集まり、情報交換や交流ができる貴重な場です。この機会を生かし静岡県も他の自治体も共に防災力を向上させたいという職員の方の想いが非常に印象に残りました。
ぼうさいこくたいでの交流や他の出展から得た学びを通じて、防災には多様な考え方とアプローチ方法があることを改めて認識しました。同じ防災を扱っていても防災をどのように捉えるか、どのような方法で啓発するかは組織それぞれで異なり、自分の団体にはなかった新しい視点を得られました。
また、ぼうさいこくたいの期間中、静岡県では台風15号による影響で牧之原市や吉田町をはじめとした地域で甚大な被害が出ました。
激甚化し、いつ発生するか分からない災害に対し、私たち学生に何ができるのか、他の組織とどう連携できるのか、今回のぼうさいこくたいで得た学びとつながりも生かし、学生防災団体としてできる活動に取り組んでいきます。
