静岡大学学生防災ネットワーク

静岡大学学生防災ネットワークは、静岡大学静岡キャンパスの学生防災団体です。「メンバー個人の防災力向上」「習得知識の地域への波及」の2つの目標として活動しています。活動メンバー随時募集中!

活動記録

広島県呉市及び岡山県倉敷市での災害ボランティア活動

 8月13日~19日で災害ボランティア活動を行いました。

 

8月13日~16日は広島県呉市にて、17日~19日は岡山県倉敷市にて活動を行わせていただきました。

 

8月13日は静岡から広島まで車で移動したため、ほとんど移動でした。

8月14日は呉市災害ボランティアセンター安浦サテライトに入り、個人宅で床下の泥かき作業を行いました。床下の泥はほとんど取り除かれている状態でしたが、コンクリートの隅に泥が残っており、それをケルヒャーやバケツの水で流し、出てきた泥水をひたすらかき集め外に出す作業を行いました。きれいになっているのか作業が進んでいるのか、なかなか分かりにくかったですが、家主さんから「一人でするよりたくさんでした方が断然早いわ」と言っていただけたので良かったです。

      ボランティアセンターの様子

 


      ボランティアセンターの様子

 

8月15日は14日と同様、安浦サテライトに入り、個人宅で作業をさせていただきました。作業内容は、お宅の周りの側溝内の泥かきを行いました。泥は側溝の蓋すれすれまで溜まっており、とても量が多かったです。作業を一緒にしていた大阪から来られたボランティアさんが、依頼者さんと話していたのですが、依頼者の方が近隣の住民の方とも話が出来ておらず、つらいことを言えず、ようやく少し辛いことを話せたようで泣かれてしまいました。ボランティアで作業をすることも大事ですが、被災された方と話をさせていただくことも大切だと感じました。


         呉市安浦町の様子

 


          呉市安浦町の様子

8月16日は台風の影響で、呉市災害ボランティアセンターは休みだったのですが、前日にボランティアセンターの社会福祉協議会の方に何かできることは無いか伺ったとところ、本部の貸し出し備品や物品の整理をしてほしいとの依頼をいただいたので、朝から呉市役所の一階にあるボランティアセンターに行き、整理を行わせていただきました。そこで、浜松市の聖隷福祉事業団の看護師2名の方に遭遇し、一緒に活動しました。その他にも、千葉県向上高校の新聞委員会の女子高生2名と顧問の方1名、山口県から来られた看護師の方1名と一緒に活動させていただきました。本部の内部に入ることはなかなか無い事なので、とても良い経験になりました。


                 呉市災害ボランティアセンター

           呉市災害ボランティアセンター本部内の様子

 

8月17日は朝から呉中央桟橋に行き、広島港行きのクルーズフェリーに乗船し広島駅に移動しました。そこから新幹線に乗り、新倉敷駅に行きました。そこで、日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)さんの方と合流しました。そして、昼から個人宅にてトイレの便器撤去や壁はがしの作業を行わせていただきました。16時半ごろ個人宅を出発し、倉敷市災害ボランティアセンターに寄り、ボランティアセンターに入られている西宮市社会福祉協議会の方にお話を伺い、金光教に行きました。金光教に泊まらせていただきました。ありがとうございます。

 

倉敷市災害ボランティアセンターの様子

8月18日は、初めに倉敷市災害ボランティアセンターに行き、その後、NVNADさんが西宮市社会福祉協議会と共同で運行したボランティアバスによる活動で作業させていただいたお宅を数カ所訪問し、その後の様子を確認させていただくのに同行し、避難所になっている岡田小学校や薗小学校や仮設住宅の建設予定地5カ所に訪問しました。岡田小学校には、体育館と教室に多くの避難者の方がみえました。ちょうど私たちが訪れた際、学校の授業再開に向け、教室で生活されている方は他の避難所に移動していました。岡田小学校では段ボールベッドが早くに導入され、仕切りが設けられていました。その後、まび総合公園に行きました。公園内の体育館は救援物資の集積所となって、倉敷市の職員が中心となり、ヤマト運輸と協力しながら必要物資をITでやり取りしていました。物資は体育館からまた別の担当者によって真備町内の分館6か所(呉妹、服部、箭田、川辺、岡田、辻田)へ車で輸送されていました。そして、被災者の方々は必要な物資を分館に取りに行くという形でした。岡田地区の個人宅を訪れると、ご主人から少しお話を伺うことが出来ました。警察や避難所で詐欺の注意喚起を受け、ボランティアに対しても不信感を抱いてしまっているとおっしゃっていました。人間不信になっているとおっしゃったのが印象的でした。また、避難場所に避難する際、避難するのが遅れ、杖をつきながら肩まで水に浸かりながら歩いたそうです。早い避難を促すにはどうすれば良いのか、難しいなと改めて感じました。また、自治会長の方にもお話できましたが、地域のコミュニティがもともと強固でなく、地域の人と話せておらず、被災状況が分からないとおっしゃっていました。また、地域の方と面識があまりないため、ボランティアか地域住民なのか見わけがつかないともおっしゃっていました。これは、とても問題だとかんじましたが、どこでもあり得る話ではないかと思います。改めて、地域のコミュニティの大切さを感じました。


        倉敷市立岡田小学校

       まび総合公園仮設住宅の様子

 

819日は朝から17日に訪れた個人宅を再度訪問させていただき、お話を伺いましたが、作業はほとんど終わったようで、挨拶だけをし失礼しました。その後、まび記念病院の前にある「まび地域生活支援センター」を見学しました。ここも、二階の床上まで浸水していました。少し移動し、総社市の山手公民館に行きました。ここの公民館には、真備町の方々が避難されていて、約100名が避難されているとのことでした。最後に、柳井原団地に建設中のトレーラーハウスの仮設団地を訪問しました。トレーラーハウス内には、エアコン、ベッド、洗面台、風呂、トイレなどが完備されており、快適ではないかなと思いました。ここで大阪大学の稲場研究室チームにお会いしました。入居は9月上旬の予定で集会所も設置されるとのことです。移動し、正午に新倉敷駅に到着し、静岡に帰りました。
        柳井原団地仮設住宅の様子

 

今回ご協力いただいた、茶の国会議さん、日本災害救援ボランティアネットワークさん本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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