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国立研究開発法人 防災科学技術研究所(防災科研)の「自然災害情報の利活用に基づく災害対策に関する研究プロジェクト」が主体となって作成している「地域防災Web」のページです。

【防災教育チャレンジプラン2020年度特別賞】新居浜市立金栄小学校「⾦栄⼩学校災害タイムライン 〜My タイムラインの実⾏と避難率向上を⽬指せ〜」

概要

ID 手法・事例00143256
タイトル 【防災教育チャレンジプラン2020年度特別賞】新居浜市立金栄小学校「⾦栄⼩学校災害タイムライン 〜My タイムラインの実⾏と避難率向上を⽬指せ〜」
防災対策テーマ
  • 学校等での防災教育の実施
対策の種別
目的・背景(なぜ行ったのか)

1 毎年⼩学5年⽣が1年間を通じて防災学習を実施し、命を守る⾏動などの防災⼒向上を⽬的としている。

2 今年度は、コロナ禍のため住⺠が集う機会がなかったため、地域防災新聞を作成して、地域住⺠に対し回覧を⾏い、災学習などから学んだことを伝える。

3 児童及び保護者に対して、防災アンケートを実施し、1年間学んだ防災学習の成果を今後の防災学習に繋げる。

活動の概要

①過去の災害について
・新居浜市内及び全国各地で発⽣した過去の⾃然災害についての学習。

 

②防災⼒を⾼めよう
・平成16 年豪⾬災害の画像を活⽤して地域の地理的特性を学習。

 

③防災タイムラインについて
・⾦栄⼩学校災害タイムラインの時系列に基づいて児童各自のタイムラインについて検討。

 

④防災マップについて
・まちあるきの実施に向けて、新居浜市防災マップで危険箇所を調べ、白地図を使って金栄校区の地理的特色についてまとめた。

 

⑤防災まちあるき
・防災まちあるきを自治会単位のグループに分かれて行い、被災個所、危険個所、災害時有効な施設及び場所などを調査した。
・平成16年豪雨災害の被災者から聞き取りを行い、調査資料に反映した。
 

詳細

目次
  1. 内容
  2. 達成目標
  3. 達成度
  4. 必要条件
  5. 関連情報
  6. メッセージ
  7. 手法・事例の属性
内容
内容・方法

①過去の災害について
・⾦栄校区、新居浜市及び全国で発⽣した過去の⾃然災害について当時の画像を使用して目で見て学習した。
・⾦栄校区のハザードマップを見て地域の災害特性について学習した。

 

          


②防災⼒を⾼めよう
・平成16 年豪⾬災害の画像を活⽤して危険個所について学習し、家族及び地域を守るための知識を習得した。

 

        


③防災タイムラインについて
・令和元年度作成の⾦栄⼩学校災害タイムラインの時系列を基に児童各自のタイムラインについて検討した。
・気象情報の入手法法や避難行動の判断について学んだ。
・防災グッズの準備や防災マップの情報など、事前の準備について検討した。

 

        

 

④防災マップについて
・まちあるきの実施に向けて過去の被災内容や被災個所を事前に調べた。
・平成16年豪雨災害の被災者からの聞き取りを行うために、事前にグループに分かれて協議した。

 

        


⑤防災まちあるき
・自治会単位のグループで防災まちあるきを行い、過去の災害内容や発生した個所及び災害時に有効となる施設等について調べた。
・防災マップ作製時の基礎資料として、平成16年豪雨災害の被災者から被災体験の聞き取りを行った。

 

        

 

課題・苦労・工夫

・新型コロナ感染防⽌に伴い、年度初めから臨時休校となり、授業に遅れが⽣じました。このことから、防災学習より通常の授業を優先し、授業の遅れを取り戻すこととしました。

・1学期の防災学習は断念し、2学期からスタートを切り、学校と調整しながら例年どおりの防災学習を進めましたが、ソーシャルディスタンスなど、様々な制約があるなか、防災学習を進めました。

得られた成果

・⾦栄校区内の危険個所や過去の被災個所を知り、地域の災害特性から災害発⽣時に命を守る⼤切さを学んだ。
・タイムラインによって台⾵の発⽣から河川が氾濫するまで時系列に沿った知識の習得ができた。
・3⽇前から河川が氾濫するまでの主な備えや、自分と家族が⾝を守る⾏動について学ぶことができた。
・金栄校区防災マップから災害に関連した地域特性を学んぶことができた。
・防災まちあるきによって、安全な避難経路、避難所、平成16年被災個所、災害時に有効な場所など災害に関連した地域特性を学ぶことができた。

実践者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
自治体防災担当者 高橋直樹 新居浜市市民環境部 危機管理課 防災対策情報推奨用(試験ページ)
関係者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
地域関係者 なし 栄校区自治会
地域関係者 なし 金栄公民館
専門機関 なし 社会福祉協議会
関係者説明

新居浜市立金栄小学校
平成16年豪雨災害の土砂災害や浸水被害などの被災経験から、毎年5年生が防災に関するテーマを定め、防災学習に取り組んでいる。
過去に防災科学技術研究所が開催したe防災マップ部門で2年連続最優秀賞を受賞した。


 

実践人数
10
実践開始日時 2021年04月29日
実践終了日時 2020年10月01日
実践地域
愛媛県
新居浜市
実践場所
新居浜市⽴⾦栄⼩学校
参加対象
参加人数
70
報告資料・成果物

報告書全体(一括閲覧)新居浜金栄小学校(全体).pdf
実践団体情報(概要)新居浜金栄小学校0.pdf
プラン1新居浜金栄小学校1.pdf
プラン2新居浜金栄小学校2.pdf
プラン3新居浜金栄小学校3.pdf
プラン4新居浜金栄小学校4.pdf
プラン5新居浜金栄小学校5.pdf
 

使用経費

各回5,000円未満

補助金情報 なし
達成目標
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
達成度
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
必要条件
導入予算
なし
継続予算
なし
準備の所要時間
3 日
実践の所要時間
2 時間
必要な場所
必要な能力、人材、機材、ツール、知識等

新居浜市市⺠環境部 危機管理課職員、
PC、平成16 年豪⾬災害画像
金栄校区自治会・金栄公民館・社会福祉協議会・民生委員

導入手順・工程表

実践活動の記録表 新居浜金栄小学校年間活動記録.pdf

関連情報 なし
メッセージ
メッセージ
伝えたい相手 メッセージ
金栄校区地域住民

地域内の危険箇所などの存在を知り、身を守る大切さを知る。

実践事例の属性
対象ハザード
対象リスク
なし
固有災害名称
なし
入力者グループ
名前など 地域防災Web
三浦伸也
入力者 運営事務局
メモ
なし