1月20日土曜日、片瀬公民館にてJJBCボランティア講演会『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』に向けて!わたしにも!あなたにも!できることはきっとある!を開催しました。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』が2年後と迫る中、競技会場のひとつであるこの地域で今から何かできることはないかと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
1998年に開催された第53回国民体育大会(愛称:かながわ・ゆめ国体)のことをご記憶の方も多いと思います。藤沢では多くの市民協力員(ボランティア)が行政の職員と一体となって大会を盛り上げたと聞きます。
そこで、今回の講演会は『かながわ・ゆめ国体』で大会運営に携わった方やボランティアで尽力された方をお呼びして、ボランティアの皆さんの活動や、活動に参加された想い、今あらためて感じることなど、パネルディスカッション形式でお話しいただきました。
(開演前の時間、『かながわ・ゆめ国体』の記録動画(※藤沢市作成)を観ていただきました。)
今回、ファシリテーターをお願いしたのは、JJBC講演会ではおなじみの手塚明美さん(写真左奥)。
5名のパネリストの方々(写真手前より:林幹雄さん、中島知子さん、寺谷啓一さん、佐藤春雄さん、酒井一二さん)とは当時よりよく知った間柄とあって、終始なごやかな雰囲気でのパネルディスカッションとなりました。
大会マスコット『かなべえ』を子ども達に自由に絵にしてもらい、それをプラ板のキーホルダーにして選手への記念品にしたというお話や、どの会場でも盛況だった「ゆめくじ抽選会」「スポーツバザール」のことなど、ご自身が関わった活動について当時を振り返り具体的にお話しいただきました。メモをとりながら聞いている参加者の姿も見られました。
他にも、各会場に花壇を作る活動、江の島クリーン作戦(清掃活動)、選手や大会関係者へのコーヒーの提供など、様々な場所でボランティアの皆さんが活躍されたそうです。
「好奇心をもって、できることで参加する」
「自分も楽しむ。楽しまなければ続かない」
当時参加されたボランティアの皆さんにはそんな共通の想いがあり、それが大会を盛り上げる大きな力となったのではないかと感じました。
パネリストの方から「あの時の活動がその後の基盤となった」「あの時のつながりがずっと生きている」という言葉もありましたが、
藤沢の市民活動は『かながわ・ゆめ国体』をきっかけに活発になったそうです。
講演会の最後に、パネリストの方々から「片瀬の皆さんへのエール」をいただきましたので、ここに紹介します。
・誰もができる、背伸びしない『おもてなし』を。
・オリンピックをエンジョイしてほしい。
・関わったことは思い出に残る。
・参加して、いろいろ吸収してもらいたい。
・好奇心を持ったら参加する。それが素晴らしいものになってくる。
「やってみたいけど、できるだろうか」と
なかなか一歩が踏み出せなかったり、どうしたらいいか分からないということもありますよね。
誰かに話してみる、話を聞いてみる、また、興味のある活動を見てみたりすることで、「できるかも」「できそう」と少しずつ前に進むことができたり、同じ想いを持つ人との出会いがあるかもしれません。今まで気づかなかった自分の得意分野を見つけられるかもしれません。
パネリストの方からこのような言葉もありました。
「やってみて違和感があったらやめる。ボランティアは違和感を持ったままできない」
これから何か始めようと思っている方だけでなく、すでに活動されている方にとっても、気持ちを楽にしてくれる言葉だと思いました。
パネリストの皆さま、ファシリテーターを務めてくださった手塚さん、たくさんの素敵なお話をありがとうございました。
JJBC 納冨