CSW in 湘南大庭

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、地域に出向き、地域の皆さんの様々な困りごとに対して、関係機関・団体や行政と連携して総合的な支援を行います。

こ こ ろ

相談者 HIKARIさん ⑮-1 「記憶」

私は、ずっと

両親から暴力を受けていました。

耐えるしかない、長すぎる時間でした。

 

小さい頃から、ずっと

殴られ蹴られては吐き、怪我が絶えず、高熱でも喘息でも治療を受けられず、いつも緊張で空腹を感じず、親の顔色をうかがって生活をしていました。

 

思い出したくないものをたくさん見て、

思い出したくない言葉をたくさん聞きました。 

 

しかし、そのときの私は

誰かに助けを求めるなんて考えもしませんでした。 

 

なぜなら、

「私がダメな人間だから、親が教育熱心なのだ」と

本当に信じていたからです。そうやって、いつだって子どもは

親を信じているものなのです。

 

 

しかしある日、

親自身の苦しみのはけ口のために私を使っているだけなのだとわかりました。 

 

そうやって、いつの日か

子どもは

親の本心を見抜けるものなのです。

 

 

あれは、やっぱり

虐待でした。

犯罪でした。 

 

亡き親が私に遺してくれたものは、何でしょうか。 

 

あのとき、たとえ親が罪に問われるとしても、私は助けを求めるべきだったのかも知れません。 

 

何度でも言いましょう。

 

虐待は、

しつけでは無いんです。 

 

それを受けた子どもが、それは愛情のない行為だと、恐怖や不安を感じたのなら、

 

それは、もう虐待なんです。

  

       

挿絵協力:亜梨沙 

 ※クリスマスは過ぎましたが、温かく優しいイラストを掲載しました。

 

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『こころ』ページの要旨

 

CSW 樋口

 

 

 私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。

 

 今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。

 

 「こころ」というフレームネームにしました。

 

 「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。

 

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