CSW in 湘南大庭

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、地域に出向き、地域の皆さんの様々な困りごとに対して、関係機関・団体や行政と連携して総合的な支援を行います。

こ こ ろ

相談者 HIKARIさん ⑪

「エンディングノート」

 

病気になって いちばん変わったこと。

 

ムダな時間やモノが

だんだんと減ってきました。

 

それは「ムダに感じること」が減ってきた、とも言えるのかも知れません。

 

時間の使い方や、環境がシンプルになると、考え方までシンプルになってきました。「今」だけが、とてもいとおしい。

 

もしも私に

人生の卒業の日が来ても、できるだけ後悔は少なく、自分らしくいきたいと思いました。

 

だから、

今日からエンディングノートを書こうと思います。

 

 

子どもに、伝えておきたいことがあります。

たくさん、お礼を伝えたい人がいます。

  

人はいつか、必ず旅立ちます。

 

とても信じられないけれど、あたりまえのように過ごしてきたこの人生に誰にでも、いつか訪れます。 

 

だから「今」を見つめて、もし「そのとき」が来たら

 

延命措置をするのか

緩和処置やその後の事も併せて

 

私らしい逝き方を、記します。

 

 

誰にだって「自分らしい」 幕引きがあるはずです。 

 

「ほんとうに自由な人間はね、いつでも旅立てる準備ができているものなんだよ」と、中学生の時にある小説で読んだセリフを思い出しました。 

 

早いか遅いかじゃない。

幸不幸でもない。

 

どう生きたか、それだけです。

 

 

でもきっと、

 

 

私が「そのとき」を迎えたら、

 

もう子どもの柔らかい頬を二度と触れないのは寂しいなって、泣くのだろうと思います。

 

そしてただ、

「ありがとう」を繰り返すのだろうと思います。

  

             

        

             
      挿絵協力 : 亜梨沙

      

 

CSW in 湘南大庭 QRコード

このページは、スマホ、タブレットでも閲覧できます。

 

旧サイトアクセス数

 ( 約 46,500回 )

『こころ』ページの要旨

 

CSW 樋口

 

 

 私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。

 

 今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。

 

 「こころ」というフレームネームにしました。

 

 「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。

 

アクセスカウンター

合計:215831
今日:110
今週:384
今月:1247

『こ こ ろ』アーカイブ

ブログアーカイブ

簡易検索

検索
オプションを表示»
検索対象ページ 
 
 
検索対象
 
 
 
 
検索