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【防災教育チャレンジプラン2019年度特別賞】UR都市機構(尾山台団地自治会)「団地の防災力をダンチガイに!! ~安心・安全 団地でサバイバル(在宅避難)~」

概要

ID 手法・事例00143064
タイトル 【防災教育チャレンジプラン2019年度特別賞】UR都市機構(尾山台団地自治会)「団地の防災力をダンチガイに!! ~安心・安全 団地でサバイバル(在宅避難)~」
防災対策テーマ
  • 防災研究・講演会、防災教育等の実施
  • 自主防災組織の運営体制の整備
  • 家具類の転倒・落下・移動防止
  • 避難所の開設・管理運営
  • 指定避難所以外の避難所の運営
対策の種別
目的・背景(なぜ行ったのか)

・地震災害を想定し、自宅内の安全性、平時からの備蓄、在宅避難時の家族等の安否確認、団地内での「共助」についての認識を深める。
・避難所生活での不安や困りごと、女性にとっての在宅避難のメリットについての認識を深める。
・避難所シミュレーションゲームを通じて、避難所生活での注意点や段ボール活用について学ぶ。

活動の概要

・防災をテーマとした交流の場「尾山台団地みんなの防災カフェ」を継続開催、「震災でも団地は倒れない」、「避難所には全員が避難できない」を前提に住民自らで課題の洗い出しと対策の立案を進めた。
・自主的かつ継続的な活動に加え、上尾市防災士協議会による地震対策講座や防災訓練での上尾看護専門学校による救急講習等の協力を受け、防災知識の向上と団地のコミュニティ活性化を図った。
・ワークショップや避難訓練等の一連の取り組みの総まとめとして、発災時は、原則「在宅避難」を推奨する地区防災計画策定及び「防災の手引き」を改訂した。

詳細

目次
  1. 内容
  2. 達成目標
  3. 達成度
  4. 必要条件
  5. 関連情報
  6. メッセージ
  7. 手法・事例の属性
内容
内容・方法

第3回「みんなの防災カフェ」
・地震発生時の自宅内の安全、ライフライン停止時の問題点についてグループでワークショップを行った。
・家具転倒防止用品を展示し、自宅の家具固定を啓発した。

 

        

 

第4回「みんなの防災カフェ」
・在宅避難時の安全な部屋づくり、必要な備蓄品についてグループでワークショップを行った。
・非常持ち出し袋の作り方について協議した。

 

        

 

第5回「みんなの防災カフェ」
・電話不通時の家族の安否確認、団地内での「共助」について、ワークショップを通じて検討した。

 

        

 

第6回「みんなの防災カフェ」
・学生ボランティアにフォシリテーターをお願いし、女性の視点から避難所生活についての不安についてワークショップにより検討した。

 

        

 

避難所訓練・避難所シミュレーションゲームの実施
・市の避難所訓練と並行して、段ボールを活用した避難スペース作りを体験することで、在宅避難の有効性について再考した。

 

        

 

課題・苦労・工夫

課題:
・「防災」を自分ごとと捉えてもらい、若い世代の参加者を増やすための環境づくりが今後の課題。
・ファシリテーターの導き方等、技量が必要。

 

工夫:
・第6回では、女性のみという企画で、多くの意見が出された。
・避難所シミュレーションゲームでは、段ボールを事前に収集するのが大変だったが、近隣スーパー複数店舗の協力を得ることができた。

得られた成果

・災害時にはコミュニケーションも重要で、普段からのコミュニケーションや挨拶など、ご近所同士の会話も大切と認識できた。
・防災という視点で普段の生活を見直すきっかけになった。
・災害時の備蓄の必要性および家庭に有るものを有効に活用することを意識づけができた。
・女性の視点で避難所生活を検討することで、宅避難にメリットを感じる方が多かった一方で、独居の女性は一人でいることに不安を抱えていることが確認できた。
・避難所シミュレーションゲームを通じて、狭い空間に何人もの避難者が肩を寄せ合うより、多くの方に自宅での避難生活にメリットを感じてもらうことができた。一方、独居の方が集まれるような、場づくりも必要と認識した。

実践者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
自治体防災担当者 なし 尾山台団地自治会・自主防災会 防災対策情報推奨用(試験ページ)
関係者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
事業者 なし なし
なし なし UR都市機構(尾山台団地)
関係者説明

UR都市機構(尾山台団地)
尾山台団地自治会・自主防災会
1967年 自治会発足
1978年 消火訓練開始、以降、年1回の防災訓練を実施
1995年 阪神淡路大震災、救済募金活動に取り組み、風水害を含めた被災地支援を継続
1998年 自主防災会発足
2012年 上尾市栄誉賞受賞
     安全確保の目印に「黄色いハンカチ」掲揚
2013年 防災士誕生(現在4名)
2015年 「防災の手引き」作成、全戸配布

実践人数
5
実践開始日時 2019年06月15日
実践終了日時 2019年12月21日
実践地域
埼玉県
上尾市
実践場所
尾山台団地集会所、尾山台団地みんなの広場、尾山台小学校体育館
参加対象
参加人数
30
報告資料・成果物

報告書全体(一括閲覧)尾山台団地(全体).pdf
実践団体情報(概要)尾山台団地0.pdf
プラン1尾山台団地1.pdf
プラン2尾山台団地2.pdf
プラン3尾山台団地3.pdf
プラン4尾山台団地4.pdf
プラン5尾山台団地5.pdf

使用経費

各回、5000円未満

補助金情報 なし
達成目標
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
達成度
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
必要条件
導入予算
なし
継続予算
なし
準備の所要時間
7 日
実践の所要時間
2 時間
必要な場所
必要な能力、人材、機材、ツール、知識等

模造紙、ペン等文房具、お茶・お菓子、避難用リュック(実践担当者私物)、段ボール、ガムテープ、ペン・カッターナイフ等文房具、使い捨てカイロ、など

導入手順・工程表

実践活動の記録表 尾山台団地年間活動記録_1.pdf

関連情報 なし
メッセージ
メッセージ
伝えたい相手 メッセージ
集合住宅の自主防災会

・普段の生活に即した視点からの取り組みは、住民の参加を得やすい。
・参加者の意見を他の参加者と共有することで、住民同士のコミュニケーション力「共助力」のアップにもつながる。

実践事例の属性
対象ハザード
対象リスク
なし
固有災害名称
なし
入力者グループ
名前など 地域防災Web
三浦伸也
入力者 運営事務局
メモ
なし