CSW in 湘南大庭

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、地域に出向き、地域の皆さんの様々な困りごとに対して、関係機関・団体や行政と連携して総合的な支援を行います。

こ こ ろ

相談者 HIKARIさん 【子どもの遊び場 in ふじさわ ②】

うちの子が赤ちゃんだった頃。

 

「子育て支援センター」に大変お世話になりました。

 

暑い日や雨の日、外遊びができないときに。

腰痛や腱鞘炎で抱っこができないときに。

誰かに話をゆっくり聞いてほしいときに。

 

子育てアドバイザーさんが、いつもホッとする笑顔で出迎えてくれます。

 

たくさんの人が訪れる場所ですが、アドバイザーさんは親子の顔と名前をすぐに覚えてくれて、とても親しみを感じます。そのうえ、どの母親にどんな悩みがあるのか、どの子にどんな個性があるのか、それぞれの親子の取り巻く環境を把握して、適切なアドバイスをしてくれます。

 

私は、赤ちゃんと関わってきた経験がまるで無かったので、母乳とミルクの悩みに始まって、離乳食や歯みがき、検診やトイレトレーニング、地域の遊び場やイベント、保育園や幼稚園の情報に至るまで、ひとつひとつの質問に丁寧にアドバイスをいただけて、とっても心強かったです。

 

 

そんなある日、夜泣きが続くこと4日目。

ヘトヘトに疲れ、子育て支援センターへ向かいました。 

アドバイザーさんが私の顔を見たとたん、

 

「大丈夫?お子さんを抱いててあげるから、ちょっと休んでいってね」

 

と、声を掛けてくれました。もう、涙が出るほどありがたい言葉でした…

 

しばらく休憩を取ったあと、アドバイザーさんが笑顔で「ちょうど乳歯の生え始めだから、むず痒くて夜泣きしてるのかもね。ちゃんと成長している証だね」と、いつも必ず、前向きになれる言葉をかけてくれました。

 

こうして頻繁に通うにつれて、私と同じような悩みのあるママ友ができたり、たくさんの先輩ママのアドバイスを聞けたり、自分とは異なる悩みを抱えたママ友から広く学んだりと、貴重な時間を過ごせました。

 

子どもにとっても、いろんな友だちができました。

 

一緒にお昼ご飯を食べたり、お昼寝をしたり。ときにはオモチャを取り合って喧嘩をしたり、仲直りをして譲り合ったり。あたたかい日常になっていきました。

 

また、子育て支援センターでは電話相談も受け付けてくれます。私と子どもが、初めて一緒にインフルエンザにかかったときに(病院で治療を受けたあとに)熱がツラくて寝込みながらも、アドバイザーさんに電話で話を聞いてもらえて、大変助かりました。 

 

あるアドバイザーさんの言葉を、今でもずっと心に留めています。 

 

『今しか経験できない、

 一度きりの子育ての時間を、

 一緒に育ち合いましょうね!』

 

挿絵協力:亜梨沙

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『こころ』ページの要旨

 

CSW 樋口

 

 

 私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。

 

 今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。

 

 「こころ」というフレームネームにしました。

 

 「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。

 

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