CSW in 湘南大庭

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、地域に出向き、地域の皆さんの様々な困りごとに対して、関係機関・団体や行政と連携して総合的な支援を行います。

こ こ ろ

相談者 HIKARIさん ⑦

 

今から

2年以上も前に、

相模原市のやまゆり園事件がありました。

昨年の夏休みに、何気なくニュースを観ていた子どもから言われました。

 

「この人、ママと同じこと言ってる」

 

ハッとしました。

 

そのとき犯人は、障がいの方々に向かって「役に立たない」と言いました。

 

そうです。 

私は時々、あまりにも症状が辛くなってしまうと「ママとして、役に立ってないよね」と子どもにさえ、言ってしまうことがあります。

  

犯人の言葉と、私の言葉が子どもにとっては同じように感じたのでしょう。 

 

差別は「周りから」というより「私自身の中」にあったのだ、と思いました。 

 

「役に立つ」って何でしょう? 

 

生産性があること。

機能していること。 

 

しかし、被害に遭われた遺族の方々は、亡くなった家族にこう仰っていました。

 

「触ると温かいだけで」

「存在してくれるだけで」

まわりを明るくし、人々を勇気づけ、充分に幸せであったと。 

 

私は、とっても恥ずかしいことを言ってしまったと、子どもに謝りました。

 

そして深く、間違いを訂正しました。 

 

「そうだよね、その人が居るだけで、もう充分価値があるんだよね。」

 

      

             

              挿絵協力:亜梨沙

 

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『こころ』ページの要旨

 

CSW 樋口

 

 

 私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。

 

 今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。

 

 「こころ」というフレームネームにしました。

 

 「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。

 

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