私の1日は、ほとんどが
「寝たきり」なのですが
これは想像を遥かに越えて
大変なことです。
「寝たきり」ということ
身体の苦しみに加えて
心の苦しみは
とても耐え難いものです。
床の中でひとり
毎日、毎日、
流れる雲を見つめ
鳥の影を羨望し
天井のシミに寂しくなり
西日が射すと泣きたくなって
子どもの「ただいま」の声で
フッと生き返ります。
夜は、
子どもの寝顔を傍らで凝視して
「明日も生きられる」と、
自分と約束できるのです。
挿絵協力:亜梨沙
CSW 樋口
私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。
今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。
「こころ」というフレームネームにしました。
「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。