CSW in 湘南大庭

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、地域に出向き、地域の皆さんの様々な困りごとに対して、関係機関・団体や行政と連携して総合的な支援を行います。

こ こ ろ

相談者 HIKARIさん ⑥

 

ある日、藤沢市のCSWの担当の方が自宅を訪問してくれました。

 

私の現状を伝えると、まず『大丈夫、安心してください。』と受け入れてくれ、私でも、いくつかの支援が受けられることや、一人では考えも及ばなかったアイデアを提案してくれました。

 

相手から「共感してもらえる」ということが、こんなにも心地よいことだったのかと、久しぶりの温かい感覚を味わっていました。 

 

もしもの災害時に向けて、地域と繋がる機会をもったり、お弁当の宅配や、家事の代行、病院への送迎、そして、今まで何年かかっても見つからなかった緊急時のかかりつけの病院を見つけ、間を取り持ってくれました。

 

つまりこれで、わたしは万が一の時には、近隣の病院へかかることができ、這ってでも子どもの食事を作ることも無くなり、

治療へ出掛けられずに症状に耐えるだけの日々も無くなり・・・ 

 

わたしの「我慢」と、子どもの「不安」が

ゆっくりほどけて風が吹き通っていくような気持ちでした。 

 

また、医師の理解さえ得られたら一時的にでも障害年金の申請をする方法もあると知りました。あるいはこの先、障がい者手帳を取得できるかもしれません。

 

 

自分が諦めさえしなければ、「一歩」でも行動を起こせば、その先にもずっと道が続いていたのだと、ようやく自分を取り戻せた瞬間でした。

 

挿絵協力:亜梨沙

 

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『こころ』ページの要旨

 

CSW 樋口

 

 

 私は平成28年4月からCSW(コミュニティソーシャルワーカー)として、主に地域の行き場のない困りごとをお受けしています。ご相談してくださるお一人お一人にそれぞれの事情があって、どうにもならないことを抱え、自分は生きていていいのかと自問自答を繰り返している状況が多くあります。

 

 今後このサイトのこの一コマを、ご相談者が自分自身のこころの声を言葉にして届ける場にしていこうと思います。ご本人がこの場で自分の言葉で自分自身のことを振り返り、自分の役割を改めて一緒に考えます。そして、地域では本当に何が必要なのかを改めて考えていければと思っています。

 

 「こころ」というフレームネームにしました。

 

 「こころ」初発信してくださる方は、難病を抱え子育てをしながら生活している40代女性です。私はこの方とお会いするといつも“可能性の光”を感じていることから、仮ネームは『HIKARI』とさせていただきました。ご本人のメッセージ「こころ」は2週間に1回のペースで更新していきます。

 

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