この講演会メインテーマとしては、近年の情報通信技術の急速な進展に伴い、地域におけるＩＴの活用が進む一方で、先日も旅行会社における情報漏洩事件が大きく報じられておりますが、不正アクセスやウイルス感染による情報漏えいといった脅威が増大しており、情報セキュリティの専門家を招き、自治会・町内会及び地域団体などで活動しているボランティアの情報セキュリティに対しての理解を深めるとともに、ボランティア活動時における個人情報管理を行う上で、適切な管理に役立てることを目的として、開催されたものです。

　

講師には、「笹山自治会」にお住まいで、情報セキュリティの専門家である、落合英夫氏を講師にお招きし、ＩＴを利用した　ボランティア活動の留意点等につきまして、団体や企業における標的型メールによる個人情報流出事件を中心として、実例に基づきご講演をいただきました。

　

さらに今年は、不正アプリによるスマートフォンの乗っ取りについて、その手口や脅威と被害に遭わないための対策の説明も実施しました。

　参加された方からは、スマホもパソコンと同じだということが改めて認識させられたとの感想がありました。

　講演会の後半では、「地域団体及び自治会や町内会のホームページの役割を考えよう」をテーマに、地区ポータルサイトの運営に携わっている、山本享氏にご講演をいただきました。

　山本氏からは、自治会のホームページは、掲示板や回覧版に加え、いつでも手軽に情報が得られる便利な情報収集の手段となり得ることや、情報が得られやすくなれば行事参加への動機にもなり、地域交流のきっかけにづくりに繋がる。

また、これから自治会・町内会のホームページを開設する上で大切なことは、いくら立派なホームページを立ち上げても、更新されなかったり、役員が変わったら運用できなくなったりしたら、利用者にも迷惑がかかる。 

ホームページを運営する側の心掛けとしては、「はじめるのは簡単、継続するのは大変」ということを最初に認識しておくことが重要とのことでした。

　最後に、湘南大庭地区では、ホームページを開設している自治会や町内会は、まだ８箇所とけっして多くないため、市民センターとポータルサイト運営委員会が協力して、ホームページの作成を考えている自治会等への支援・協力を進めて行きたいとの参加されている方々への呼びかけを行いました。

　若干、時間はオーバーいたしましたが、皆さん熱心に聞き入っておられました。