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国立研究開発法人 防災科学技術研究所(防災科研)の「自然災害情報の利活用に基づく災害対策に関する研究プロジェクト」が主体となって作成している「地域防災Web」のページです。

千葉市美浜地区における地下水位低下による液状化抑止対策工法の導入

概要

ID 手法・事例00001022
タイトル 千葉市美浜地区における地下水位低下による液状化抑止対策工法の導入
防災対策テーマ なし
対策の種別
目的・背景(なぜ行ったのか)

2011年東北地方太平洋沖地震の際に千葉市美浜区において液状化被害が広範囲に発生し、今後の大地震に備えた液状化抑止対策が求められている。

活動の概要

本手法を用いることによって、従来工法よりも住民が負担するコストが少なく液状化抑止対策ができる。

詳細

目次
  1. 内容
  2. 達成目標
  3. 達成度
  4. 必要条件
  5. 関連情報
  6. メッセージ
  7. 手法・事例の属性
内容
内容・方法

 対象とする街区の表層地盤を鋼矢板(こうやいた、シートパイル)によって囲い込み,その中の地下水を排水管を通してポンプアップにより排水し,地下水位を低下させ地震時の液状化を抑止する。適度な深度に粘性土の不透水層がある場合,矢板と不透水層により外部からの地下水の侵入を防ぐことができ,ポンプアップのコストも低く抑えられた。

 

【作業工程】
 1.候補地住民に対する事前調査の説明会と合意
 2.事前調査(地盤調査・地下水位計測など)
 3.現場実証実験
 4.本施工工事合意のための住民説明会
 5.地下水位低下工法による本施工工事
 6.施工状況の検証・改良
 7.排水ポンプ等の管理(ランニングコスト)

 

道路地下への穴あきパイプの埋設の様子(実証実験)

 

街区周囲での鋼矢板の打設の様子(実証実験)

課題・苦労・工夫
  • 戸建て住宅への液状化対策では自治体の税金を投入することができなかったが、地区単位での施工となったために税金の補助をうけることができた。
  • 事前調査や本施工に向けた地域住民との合意形成であること。
  • 既存インフラを避けての工事が必要であり、予定よりもコストが大幅にかかった。
  • 既存インフラ設備との調整が必要で、下水道などを避けなければならなかったこと。
  • 本工法が適用可能な地盤構造に制限がある。
  • 地下水位低下工法の適用可能地域を、地盤調査に基づいて調べること
  • 大雨などによって周辺から水が流入することにより、排水のためのランニングコストがかさむ場合が考えられる。
得られた成果
  • 住民の負担が少なく、低コストで液状化抑止対策が可能である。
  • 既存住宅一戸一戸に対する施工が不要であり、広範囲での施工が可能である。
  • 他地域へのノウハウの展開が期待される。
実践者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
自治体防災担当者 なし なし 千葉市美浜区役所
関係者 なし
関係者説明
なし
実践人数
なし
実践開始日時 なし
実践終了日時 なし
実践地域
千葉県
千葉市美浜区
実践場所
なし
参加対象
参加人数
なし
報告資料・成果物
なし
使用経費 なし
補助金情報 復興庁東日本大震災復興交付金
達成目標
知能・技能を身に着ける なし
思考力・判断力・表現力を身に着ける なし
学びに向かう力・人間性を身に着ける なし
施設・設備を整備する なし
達成度
知能・技能を身に着ける なし
思考力・判断力・表現力を身に着ける なし
学びに向かう力・人間性を身に着ける なし
施設・設備を整備する なし
必要条件
導入予算
なし
継続予算
なし
準備の所要時間
なし なし
実践の所要時間
なし なし
必要な場所
必要な能力、人材、機材、ツール、知識等
なし
導入手順・工程表
  1. 事前調査(地盤調査,地下水位計測等)
  2. 現場実証実験
  3. 住民説明会と合意確認
  4. 本工事
関連情報
メッセージ
メッセージ
なし
実践事例の属性
対象ハザード
対象リスク
なし
固有災害名称
なし
入力者グループ
名前など 地域防災Web
堀込区防災会
入力者 運営事務局
メモ
なし