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国立研究開発法人 防災科学技術研究所(防災科研)の「自然災害情報の利活用に基づく災害対策に関する研究プロジェクト」が主体となって作成している「地域防災Web」のページです。

【防災教育チャレンジプラン2019年度特別賞】ミラクルウィッシュ:子育て中のママが防災・減災をキーワードにつながる親子の防災部

概要

ID 手法・事例00143041
タイトル 【防災教育チャレンジプラン2019年度特別賞】ミラクルウィッシュ:子育て中のママが防災・減災をキーワードにつながる親子の防災部
防災対策テーマ
  • 防災研究・講演会、防災教育等の実施
  • 自主防災組織の運営体制の整備
対策の種別
目的・背景(なぜ行ったのか)

・孤立しがちな子育て中の特に乳幼児を育てる保護者向けの講座やブースでの防災啓発を実施。
・たくさんの親と出会い、防災にアンテナを立ててもらい、意識をしてもらうことに注力。

活動の概要

・三田市は転勤族も多く、昔からの地域住民に加え、特に子育て世代は他市・他府県より夫の仕事の都合で移り住んでくる家庭が多いことが特徴。
・そこで、地域の特性を理解し地域に根差した「子育て中の母親の視点から考える防災コミュニティ」を形成し、母親たちが安心・安全な子育てができる環境の整備を推進。
・同時に、隣人の顔を見ながら、共に子育てやまちづくりのできる環境を整備を進め、災害時に正しい行動ができる仲間の輪づくり、地域づくりを推進。
・三田以外の地域で住民の防災への関心が高い地域にも出向き、関西での「防災」をキーワードにたくましく生き抜けるママコミュニティの育成を目指す。

詳細

目次
  1. 内容
  2. 達成目標
  3. 達成度
  4. 必要条件
  5. 関連情報
  6. メッセージ
  7. 手法・事例の属性
内容
内容・方法

・防災に関心のない方や、やろうとは思っているけどなかなか行動に移せない子育て中の保護者に対して、地域の楽しいイベントの中での防災啓発ブースを出展し、自主開催の講座・講演会を開催。
・ママサークルや商業施設で防災講座をさせてもらうよう働きかけ、エリアを超えて開催。
 

      

 

・口コミでの防災講座のオファーも多くいただくことができ、ニーズのあるところには手弁当で出張講座を開催。

 

      

 

・11月4日の「ミラクル親子パークinさんだ」ではイベント最初に防災講演会だけでなく、主催者・運営者・出展者・子ども達・来場者全員が参加できるものを企画し、関心のない人たくさんの人に防災について考えてもらう場を設定。

 

    

 

・他にも、ものづくりが好きな方と一緒にパラコードブレスレットを作りながら防災やパラコードの活用について語り合った。
・きけんはっけん防災まちがいさがしのツールをただ使うだけでなく、新たに媒体を作り、子どもたちがより危険についてじっくり考えてもらえることができた。
・防災団体との情報共有の場として「関西防災交流会」を企画することができ、団体の運営方法を学び、問題を団体同士が一緒に考え解決していく仲間を作りを推進。
・忙しいママのためにオンラインでの防災講座や交流会・勉強会なども開催。

 

 

 

課題・苦労・工夫

・防災というキーワードだけでは人が集まらないことを実感し、楽しく家族で一緒にできるものである企画であることが多くの人に防災を学んでもらうためには不可欠と実感した。
・SNSなどを使っての周知にもイベントや講座の告知だけでなく、お役立ち情報などの発信にももっと時間と労力をかけれたらよかった。
・孤立する子育てを、どのようにして地域に巻き込んでいくか、その中でどのように防災啓発を絡ませていくか、それを防災部を各地で行っている団体と連携していくことで一手が見えてくるのではないかと考えている。
・今後の課題としては、ママ防災団体と連携していく事、乳幼児親世代に特化した防災情報発信サイトの運営を考えている。

得られた成果

・ママたちの口コミの効果もあり、受講するだけでなく自分たちで防災を勉強する「防災部」をたちあげたいということで「あべの親子防災部」を立ち上げ、阿倍野に住むママたちを中心に2か月に1度集まって防災を考える時間をスタートさせた。
・行政との連携によって多くの講座を実施し、30件のイベントや講座が開催できたのはチャレンジプランへの参加の成果と言える。。
・「ミラクル親子パークinさんだ」のイベントを楽しみに足を運んでくださった方からの「知らなかったことが知ることができた」、「自分の命を自分で守るために備えを強化しないといけない」なども感想もたくさんいただいた。
・1番大きな反応があったのは子どもたち(小学生)で、自宅ですぐ実践したというご家庭も多く、子どもたちの意識が上がることで保護者ももっと意識が上がっていくことを実感できた。
・団体として知ったことや学んだことを共有する場を作ることで、同じ悩みを時間をかけずに解決でき、活動の加速化を実感できた。
・リモート会議等の導入により、外出しずらい時間でも交流が勉強ができ、オンラインによる取り組みは今後も取り入れていきたいツールであると実感した。

実践者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
地域防災リーダー 益田紗希子 ミラクルウィッシュ 防災対策情報推奨用(試験ページ)
地域防災リーダー 板東里奈 ミラクルウィッシュ
地域防災リーダー 大前美寿々 ミラクルウィッシュ
地域防災リーダー 小山阿弥 ミラクルウィッシュ
関係者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
ボランティア 辻由起子 ほくせつ親子防災部
ボランティア なし にしよど親子防災部
地域関係者 なし 一般社団法人codomoto ままちっち
その他 釜渕佳世 防災士
関係者説明

ミラクルウィッシュ
2014年1月、兵庫県三田市にて乳幼児を育てるママが集い「子育てしやすい街『三田』をもっと楽しみたい」「三田での子育てに小さなミラクルを起こしたい」と活動を開始。「こんな事をしてみたい、あったらいいな」と思うことを仲間で共に考え具現化することで、「地域で支えあえる人との出会いや支えあいの仕組みづくり」の場を作り、「さんだ女子防災部」の他、ママのやりたいことを応援する「ミラクルママ講師」、子どもたちがお金の仕組みと大切さを体感できるイベント「子ども店長」等を企画開催し、三田市のみならず兵庫、大阪と地域貢献に努めている。

 

ほくせつ親子防災部 辻由起子
ママに伝わる言葉をモットーに各地で防災活動をしている

 

にしよど親子防災部
生活の中に防災を!西淀川で防災について学びあうネットワーク

 

一般社団法人codomoto ままちっち
子どもとの日々を応援する情報サイト運営やひろば運営をしている

 

釜渕佳世
防災士

実践人数
25
実践開始日時 2019年04月07日
実践終了日時 2020年03月28日
実践地域
大阪府
大阪市都島区
大阪市福島区
大阪市此花区
大阪市西区
大阪市港区
大阪市大正区
大阪市天王寺区
大阪市浪速区
大阪市西淀川区
大阪市東淀川区
大阪市東成区
大阪市生野区
大阪市旭区
大阪市城東区
大阪市阿倍野区
大阪市住吉区
大阪市東住吉区
大阪市西成区
大阪市淀川区
大阪市鶴見区
大阪市住之江区
大阪市平野区
大阪市北区
大阪市中央区
池田市
吹田市
箕面市
兵庫県
神戸市東灘区
神戸市灘区
神戸市兵庫区
神戸市長田区
神戸市須磨区
神戸市垂水区
神戸市北区
神戸市中央区
神戸市西区
尼崎市
三田市
丹波篠山市
丹波市
実践場所
三田市総合福祉保健センター、ふらっとひろば、ままちっち、キューズモール 等
参加対象
参加人数
2000
報告資料・成果物

報告書全体(一括閲覧)ミラクルウィッシュ(全体).pdf
実践団体情報(概要)ミラクルウィッシュ(概要).pdf
プラン1ミラクルウィッシュ(詳細).pdf

使用経費

30万円未満

補助金情報 なし
達成目標
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
達成度
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
必要条件
導入予算
なし
継続予算
なし
準備の所要時間
90 日
実践の所要時間
60 時間
必要な場所
必要な能力、人材、機材、ツール、知識等

防災グッズ(100均にあるもの)書籍(防災トイレについて)

導入手順・工程表

実践活動の記録表 ミラクルウィッシュ年間活動記録_1.pdf

関連情報 なし
メッセージ
メッセージ
伝えたい相手 メッセージ
防災を学びたい・伝えたいママさん

一人では悩むことや、行き詰まることもたくさんあるともいます。でも一歩踏み出すことで、誰かが手を差し伸べてくれたり、教えてくれたり、助けてくれたりします。今回このプランにチャレンジすることで、たくさんの出会いと学び、思ってもいない活動が実現することができました。これからも私自身も背中を押していきたいと思います。

実践事例の属性
対象ハザード
対象リスク
なし
固有災害名称
なし
入力者グループ
名前など 地域防災Web
三浦伸也
入力者 運営事務局
メモ
なし