「田の神様(かんさあ)」西大出水 南二区付近上空の航空写真
南西二区は西小林地区の南東部に位置し、標高はおよそ330m、面積約4.010㎢、人口およそ540名、戸数190戸、組数13組で構成される田園風景豊かな農村地帯です。地域には豊富な湧水が二か所あり、麓の田畑の農産物を潤しています。名所としては、西大出水(にしおいでみず)の太鼓橋、巣ノ浦の天神、大出水の泉姫の墓、湧水池、芹川池の蛍などがあります。
上流から流れる猫塚川は宮崎方面へ流れる大淀川から太平洋へ、湧水は猫塚川の底をサイフォン方式でくぐりぬけて鹿児島県側の川内川から東シナ海へと流れていく、大変珍しい「分水嶺(ぶんすいれい)」のある地域にあります。また、古来からの伝統舞踊「兵児踊(へこおど)り」や厄払い行事の「餅勧進(もっかんじん)」などがあります。
(平成30年4月1日現在)
面積 約4.010㎢
◆南西二区自然災害危険度の割合
新燃岳の北西下にあるマグマ溜りは韓国岳(硫黄山)の下にあるといわれており、その真下にあるのが、環野(たまきの)地区、千歳(ちとせ)地区、南西(みなみにし)二区大出水(おいでみず)、芹川(せいこう)、巣ノ浦(すのうら)あたりになります。大噴火が起きた場合は火砕流や熱風、噴石、火山灰の被害が想定されます。