トップページ

国立研究開発法人 防災科学技術研究所(防災科研)の「自然災害情報の利活用に基づく災害対策に関する研究プロジェクト」が主体となって作成している「地域防災Web」のページです。

【防災教育チャレンジプラン2020年度優秀賞】北海道標津高等学校「標津高校防災協働プロジェクト」

概要

ID 手法・事例00143188
タイトル 【防災教育チャレンジプラン2020年度優秀賞】北海道標津高等学校「標津高校防災協働プロジェクト」
防災対策テーマ
  • 学校等での防災教育の実施
  • 避難所運営にのための協力体制の構築
対策の種別
目的・背景(なぜ行ったのか)

・⾼校⽣が主体となり、町役場、⾏政及び地域住⺠と連携し、「⾼校⽣が町を守る」ことを意識させ、主体的に⾏動できる地域防災リーダー育成に取り組む。

・2019年度に作成に着⼿した「オリジナルHUG」を地域に普及させるために、地域を巻き込んだHUG やREAL HUG(避難所開設シミュレーション及び避難所体験)を⾏い、有事の際のスムーズな避難所開設を⽬指す。

・また、⾼校⽣が主体となり、防災活動をこども園、⼩中学⽣に普及させることにより、町内で⼀貫した防災教育の浸透を図り、⾮常時に適切な⾏動をとり、地元愛を持った児童⽣徒の育成を図ることを⽬的とする。

・これらの活動により、「地域循環型防災教育」を⽬指し、防災活動の普及を促進させる。
 

活動の概要

①オリジナルHUG作成
・避難所運営ゲームの北海道版「Do-HUG」を標津町に特化したものに編集した。

 

②地域住民によるオリジナルHUGの検証
・オリジナルHUGを地域住民に体験してもらい、その内容を検証した。

 

③標津中学校での出前HUG授業
・オリジナルHUGを標津中学校で中学生を対象に実施した。

 

④こども園での出前HUG授業
・こども園の幼児(5・6歳)を対象に、リモートで防災に関するクイズを、対面では園児とダンスを踊った。
 

詳細

目次
  1. 内容
  2. 達成目標
  3. 達成度
  4. 必要条件
  5. 関連情報
  6. メッセージ
  7. 手法・事例の属性
内容
内容・方法

①オリジナルHUG作成
・北海道版「Do-HUG」および開発元である静岡県のHUGを取り寄せ、内容を比較検討
・標津町で起こりうる自然災害やイベント、避難者情報について検討、データベースを作成
・カードデザイン、配色の決定後、一度印刷をして内容等に矛盾がないかを確認

 

        

 

②地域住民によるオリジナルHUGの検証
・標津高校PTA、しべつ未来塾、有志生徒に対してHUGを行行った。
・標津町役場住民生活課危機管理室長より標津町で起こりうる自然災害およびHUGのイベントについての解説を受けた。

 

        

 

③標津中学校での出前HUG授業
・標津中学校で中学生を対象にオリジナルHUGを説明し、実施した。
・標津町住民生活課危機管理室長より講評をしてもらった。

 

        


④こども園での出前HUG授業
・幼児にもわかるようクイズに絵を用いて改良し、リモートで行うこととした。
・防災に関するダンスは、こどもたちと直接ふれあいながら行うこととした。
・当日はリモート班とダンス班に分かれて、園児に対してクイズと防災ダンスを行った。

 

        

 

課題・苦労・工夫

・コロナ禍で計画通りに行うことができなかったが、オリジナルHUGの完成と、これを使ったHUGを行うことができよかった。

・中間発表時に、リモートでの活動について他地域と比較すると取り組みの遅れ・乖離を感じていたが、子ども園での出前授業において一部リモートで行うことができた。

・直接対面した活動とリモートでの活動とのバランスやインフラにおいて、地域格差を感じた。町内全体にオリジナルHUGをどのように広げるかが今後の課題となる。

得られた成果

①オリジナルHUG作成
・標津町の事前災害、地域住民、情報提供カードを盛り込み実践に近い状況を再現できた。

 

②地域住民によるオリジナルHUGの検証
・オリジナルHUGの実践を通して避難所運営について参加者に広めるきっかけとなった。

 

③標津中学校での出前HUG授業
・万一起きてしまった災害に対して、中学生にも何かできることがあるということを考+B7えるきっかけとなった。

 

④こども園での出前HUG授業
・率先避難者として行動することの大切さを伝えることができた。

実践者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
学校防災担当 中村 公一 北海道標津高等学校 防災対策情報推奨用(試験ページ)
学校防災担当 鈴木 祐二 北海道標津高等学校
関係者
種別 氏名 連絡先 グループ名 地域防災Web 連絡
地域関係者 なし 標津町住民生活課 危機管理室
地域関係者 なし 北海道標津高等学校 PTA
地域関係者 なし しべつ未来塾
関係者説明

北海道標津高等学校
本校は、北海道標津町内にある全校生徒数124名の小規模校で、洪水、高潮、雪害、津波被害の想定される地域に位置している。本校生徒会では、HUGを取り入れた防災の取組を実施、さらに町主催の防災訓練に協力をしてきた。近年は、被災地へのボランティア参加や現地視察研修を実施。また、本校の避難所としての機能を確認するために避難所設営訓練を実施し、防災意識の向上に努めてきた。生徒会交流も実施しており、隣接校や釧路管内の高等学校やとの交流会を重ね、活発な生徒会活動を実践している。

 

しべつ未来塾
標津のまちづくりと青年同士のネットワーク
 

実践人数
13
実践開始日時 2020年06月01日
実践終了日時 2020年12月25日
実践地域
北海道
標津町
実践場所
北海道標津高等学校、標津町生涯学習センター「あすぱる」、標津中学校、 標津認定こども園「あおぞら」
参加対象
参加人数
43
報告資料・成果物

報告書全体(一括閲覧)北海道標津高等学校(全体).pdf
実践団体情報(概要)北海道標津高等学校0.pdf
プラン1北海道標津高等学校1.pdf
プラン2北海道標津高等学校2.pdf
プラン3北海道標津高等学校3.pdf
プラン4北海道標津高等学校4.pdf

使用経費

1万円~10万円未満

補助金情報 なし
達成目標
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
達成度
知能・技能を身に着ける 大いに
思考力・判断力・表現力を身に着ける 大いに
学びに向かう力・人間性を身に着ける 大いに
施設・設備を整備する なし
必要条件
導入予算
なし
継続予算
なし
準備の所要時間
40 日
実践の所要時間
2 時間
必要な場所
必要な能力、人材、機材、ツール、知識等

excel 、PPTなどを自在に操れるスキル、
標津高校校内配置図(縮尺版・防水加工)、
リモートで行うための設備(PC、タブレット、ZOOM等のアプリ、TV)

導入手順・工程表

実践活動の記録表 北海道標津高等学校年間活動記録_1.pdf

関連情報 なし
メッセージ
メッセージ
なし
実践事例の属性
対象ハザード
対象リスク
なし
固有災害名称
なし
入力者グループ
名前など 地域防災Web
三浦伸也
入力者 運営事務局
メモ
なし