今回は、第2回までの地域の方々の議論結果を踏まえ、冬季の津波を想定した避難訓練を通じた地区防災計画骨子の検証と、計画素案の策定を進めました。
- 日時:平成31年2月8日(金)11:00~14:00
- 場所:ウトロ地区内~斜里町ウトロ漁村センター
- 協力:アドバイザー等関係者、㈱ドーコン、㈱北未来技研、防災科学技術研究所、国土防災技術㈱等
<内容>
これまでのワークショップ結果からまとめた計画骨子を検証するために、当日行われたガードレール雪かきボランティアの参加者と一緒に、網走沖地震(マグニチュード7.3、最大震度6強)による津波の発生を想定した避難訓練を実施しました。
なお、ウトロ地区住民のほか、観光関係施設や関連団体、公共工事を行う土建業者等、総勢186名(うち、斜里町外85名)が参加しました。
<訓練の流れ>
08:30 道の駅に役員、関係者集合
09:00 挨拶・方法説明など
09:20 各地点にて雪かき
11:15 サイレン吹鳴 → 各地点から避難開始 → 漁村センターへ集合
12:00 昼食(トン汁など)
訓練では、冬期の積雪・路面凍結の影響を考慮し、GPSロガーを利用して避難経路や避難時間を計測するなど、主に以下について検証し、漁村センターに集合し、知床ウトロフォーラム21(ウトロ自治会)桜井事務局より、これまでの地区防災計画の取組みや計画内容案を説明したあと、津波避難訓練に参加した地区住民等(約80名)が意見交換を行い、課題をまとめました。
検証項目 | 主な意見 | 主な課題 |
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①サイレン・アナウンス |
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②避難時間 ※目標15分 |
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③避難経路・避難方法 |
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④その他避難行動 |
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最後に、ウトロ自治会桑島会長より、今後は避難訓練の結果を踏まえて地区防災計画素案をとりまとめ、3~4月頃に配布予定である旨が説明された。