地区防災計画の必要性を理解したうえで、計画作成に向けた合意を形成するために、ウトロ地区住民と地域関係者が集まって勉強会を行いました。
- 日時:2018年8月31日 18時~21時
- 会場:斜里町ウトロ漁村センター
勉強会では、まず、津波や土砂災害などウトロ地区で想定される様々な災害危険性と、社会動態(人口、主な産業等)の特性について、「地域防災web」から確認しました。
- 高齢化率の低さ(17.6%)や世帯人員の少なさ(1.80人)、将来人口を踏まえた検討が必要である
- 福祉と防災は密接に関わっており、高齢者が多くなればなるほど早期避難が大切である
- 夏期の観光客や、冬期の流氷津波を想定した避難対策の検討が必要である
次に、東日本大震災時の津波の様子に関する動画や避難の事例、最近の土砂災害からの避難の事例など、津波及び土砂災害からの避難の考え方や地区防災計画に取組む意義等のお話しがありました。
- 災害は前触れなく突然やってくる
- 1mの高さの津波は10秒で100mの速度で押し寄せるため、見えたら逃げられない
- 「正常化の偏見」により人は逃げないものであることを前提として、防災教育や訓練に取組むべき
- 避難の3原則(釜石東中学校の事例):「想定にとらわれるな」「最善を尽くせ」「率先避難者たれ」
- 地区防災計画作成の主役(「土の人」)は住民であり、今後も積極的に参加してほしい
最後に、ウトロ地区における大地震の発生(津波、豪雨の影響による土砂災害の危険性もあり)を想定し、避難行動を考えるグループワークを行いました。
表 検討結果(※数字は意見数)
避難行動案 |
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避難時の心得や 留意点 |
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課題 |
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その他の アイディア |
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